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さつま揚げの歴史を巡る旅
さつま揚げは今や、誰もが知っているポピュラーな食材といえます。近年では家庭や外食、どこでもお見かけする存在になりましたが、そもそもこの水産加工技術はいつ頃から存在していたのでしょうか? こちらではさつま揚げのルーツについて触れてみたいと思います。
その昔、今から約140年前の弘化3年(1864年頃)、薩摩藩28代当主島津斉彬(なりあきら)公の時代は、中国福建省文化の流れをくむ琉球文化との交流が盛んでした。様々な中国料理の影響で食生活も変化し、昔から伝わる「かまぼこ」の技法と融合して、魚肉のすり身を澱粉と混ぜて油で揚げた「チキアギ」なるものが登場します。これがいわゆるさつま揚げの元祖といわれ、「チキアギ」が訛って「つけあげ」に転化し、串木野を中心に薩摩(鹿児島)へ伝わるようになります。さらに食用油文化の浸透に伴って全国に広まり、江戸では「薩摩のつけあげ」が転じて「さつま揚げ」、上方では「天ぷら」との呼び名で親しまれるようになりました。さつま揚げの誕生には諸説ありますが、島津藩主・斉彬公が藩の産業発展策のため、薩摩の気候に適した保存性のある料理として考案した・・・という説もよく耳にします。
江戸時代からの長い歴史を持つさつま揚げは、今後も私たちの食生活を支える食材として多くの魅力を発信してくれるに違いありません。現在では様々な料理に活用され、アレンジレシピも多数展開されています。お酒のおつまみやお子様のおやつにも重宝する伝統の味は、店頭ではもちろん、通販サイトからも気軽に購入できるようになりました。
魚万(さつま揚げの老舗)では、定番人気の基本セットから、お子様向けセットの他、贈答用に最適な季節セットを販売しております。特にギフトセットに関してはラインナップも充実しておりますので、予算や先方の人数に合わせてお好みでお選びいただけます。ご自宅用にはもちろん、大切な方への贈り物にぜひいかがでしょうか。栄養とおいしさを追求した老舗自慢の味をどうぞご賞味ください。